Amazon RDS SSL/TLS証明書をrds-ca-2015からrds-ca-2019へ更新

2019年12月18日システムAWS

Amazon RDS SSL/TLS証明書をrds-ca-2015からrds-ca-2019へ更新
Amazon RDS SSL/TLS証明書をrds-ca-2015からrds-ca-2019へ更新

Amazon RDS SSL/TLS証明書をrds-ca-2015からrds-ca-2019への更新作業を行ったので手順等を共有します。ぜひご覧ください。

ユート

今回はフェイルオーバーさせる手順でダウンタイムを最小限に抑える方法です。

RDSの証明書を更新する手順
  • DBクラスターへリードレプリカを追加する
  • 追加したリードレプリカの証明書を更新する
  • ライターをフェイルオーバーさせる
    • そうするとリーダーとライターが入れ替わる
    • ※この時に数分ダウンタイムが発生する
  • ライターに切り替わった元ライターのDBインスタンスを削除

Amazon RDS SSL/TLS 証明書の更新する手順

 Amazon RDS SSL/TLS 証明書の更新する手順
Amazon RDS SSL/TLS 証明書の更新する手順

AWS RDSのSSL/TLS証明書を更新する際に、ダウンタイムを減らすようリードレプリカを追加し、フェイルオーバーでリーダーとライターを切り替える手順を紹介します。

フェイルオーバーとは

ライターのDBインスタンスに障害が発生すると、フェイルオーバーでリーダーのDBインスタンスをライターへ昇格させる仕組み

DBクラスタへリードレプリカを追加

リードレプリカをクラスタへ追加する
リードレプリカをクラスタへ追加する
  • RDSのマネージメントコンソールを開く
  • DBクラスターを選択
  • [アクション]の[リーダーの追加]を選択

追加したリーダのSSL/TLS証明書を更新する

 SSL/TLS証明書をrds-ca-2015からrds-ca-2019へ更新する
SSL/TLS証明書をrds-ca-2015からrds-ca-2019へ更新する
  • SSL/TLS証明書を更新するDBインスタンスを選択
  • [変更]ボタンをクリック

DBインスタンスの変更画面

SSL/TLS証明書をrds-ca-2015からrds-ca-2019へ更新する
SSL/TLS証明書をrds-ca-2015からrds-ca-2019へ更新する
  • ネットワーク&セキュリティにある証明機関をrds-ca-2015をrds-ca-2019へ変更
  • 画面下部にある[次へ]ボタンを押下します。
SSL/TLS証明書をrds-ca-2015からrds-ca-2019へ更新する
SSL/TLS証明書をrds-ca-2015からrds-ca-2019へ更新する
  • 変更のスケジュールを[すぐに適用]を選択
  • [変更]ボタンをクリック

証明書の更新にはDBインスタンスの再起動が必要です。

DBインスタンスのライターをフェイルオーバー

マスタ(書き込み)のDBインスタンスをフェイルオーバーする
マスタ(書き込み)のDBインスタンスをフェイルオーバーする
  • DBクラスタに紐づいているライターのDBインスタンスを選択
  • [アクション]の[フェイルオーバー]を選択

これで数秒するとリーダーとライターが切り替わります。

フェイルオーバーのダウンタイムについて

AWSのよくある質問ページに数十秒でフェイルオーバーは完了すると記載があります。

Amazon Aurora レプリカを同一の、または異なるアベイラビリティーゾーンに作成しておくと、フェイルオーバーが発生した場合、Aurora は DB インスタンスの正規名レコード (CNAME) を切り替えて正常なレプリカを指定します。指定されたレプリカはこれにより新しいプライマリに昇格します。フェイルオーバーは開始から終了まで通常 30 秒以内に完了します。https://aws.amazon.com/jp/rds/aurora/faqs/

時間の目安
  • SSL/TLS証明書の更新
    • 15秒程度
  • フェイルオーバーによるリードレプリカの切り替え
    • 30秒程度

AWS RDSのSSL/TLS証明書に関して

AWS RDSのSSL/TLS証明書に関して紹介します。

AWS RDSのSSL/TLS証明書について

AWSのRDSでは、SSL/TLSを使用してRDSのDBインスタンスへ接続を行っています。

更新について

このSSL/TLS証明書において新しい認証機関(CA)の証明書が発行されたので、更新する必要があります。

アプリケーションが SSL/TLS プロトコルを使用して RDS DB インスタンスに接続している場合

MySQLなどのクライアントアプリケーションを利用してRDSのDBインスタンスへ接続する際に、SSL/TLSで接続している場合は、別途トラストストアへCA証明書を追加する作業が必要みたいです。

RDSのSSL/TLS更新に関する詳しい内容については、AWSのドキュメントに記載されています。

ユート
ユート

Webプログラマ兼ブロガー | プログラミング基礎知識を発信|Webプログラマ歴は10年以上|JavaScript,PHP.HTML | 「人生の時間は有限。悪いことをしている時間はない」
プロフィール

2019年12月18日システムAWS

Posted by ユート